成人式の振り袖から見る時代の変化
1月12日、13日は成人式ということで今年も新成人はおおいに盛り上がっていることであろう。
今日目にした記事のもので「成人式の振り袖はレンタルが過半数超え」
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20140112/Postseven_235863.html
成人式の振り袖はレンタルが過半数を超えていると言うことである。
2015年には購入した振り袖の着用率は20%を切るようだ。
私の姉の成人式の時は親がとてもきれいな振り袖を買ってあげた。そのときの金額を親から聞いたときは私も腰を抜かすぐらいのものだったが成人式というものはそのぐらいいいものを着て、祝うものだと考えていた。
しかし2015年には購入した振り袖の着用率は20%になってしまうらしい。
本当に例え成人式という娘の晴れの舞台であってもお金をかけない時代になっているのだろ感じる。安く済ませられるものはなるべく安くすませようという感じなのか。
成人式といえば一生に一回しかない晴れの舞台であり、人生の節目となる大事な式であると私は考えている。時代は変わったのかもしれないが武士の時代からも嫡男の元服などには一家総出で準備をし、親戚たちをみんな呼び、祝いの席をもうけ、家のさらなる繁栄を願い盛大にお祝いした。
私も親戚一同招いていただき、鯛を用意していただいた。
やはり人生の節目には多少無理をしてでもお金を子供にかけてあげるべきだと思う。
自分がお金をかけてもらわなかったら子供にもお金はかけなくなると思う。
成人、結婚、親の葬式、自分の葬式こういう昔からあり人生の節目となる行事のはしっかりお金をかけてやろうよ。安ければいいじゃなくて。
ちなみに私は服装を見るのが結構好きなので成人式のときはレンタルのものを着ている子、またいいものを新しく買った子、母親や祖母のを着ている子などきれいな振り袖はすぐに分かってしまった。
レンタルはやはりレンタルの布、色合い、シルエットなのである。
母親譲りの振り袖を着ていた子はやはり他の子とは違って見えた。
母親が振り袖を買った頃はバブルの時代のものであり、職人さんが丁寧にお金をかけて作ってくれものだからやはり美しかった。私の知り合いの子はなんともきれいな朱色で古典的なきれいな柄のもの着ていた。聞いたら祖母、母、私と三代にわたって着ていると言っていた。
昔のものは本当にいいものを作っているのだと感じた。
今は本当に機械による大量生産で中国産で石油を作ったものが多すぎる。職人さんが魂を込めて作りそれなりの値段がするものにはかなわないのである。
車もいまハイブリッドばっかで軽さや燃費にこだわって乗り心地などあまりよくないものがおおい。
本当に時代がかわっていいものを長く使い自分に子供、果てまで孫の代までつかえるようなものを買う時代ではなくなったのだとこの記事をみて感じた。景気の減退はあるかもしれないがせっかくなんだからいい振り袖買おうよ。
「職人さんが作った高いけど本当にいいもの」「使っていて幸せな気分になれるもの」を作る人が日本からいなくなっちゃうよ。
いいものが分かる人がいなくなっちゃうよ。
振り袖の記事を見てちょっと日本の現状に悲しくなった次第です。
では